しれっと


by taigayuri

2008関東ブロック 5

’08関東フィギュアスケート選手権大会

2008年10月11日~13日
小瀬スポーツ公園アイスアリーナ (山梨県甲府市)
                                                                                                                      
                  
10/13(月)
この日も公式練習朝一番はジュニア男子。絶好調に見える選手は特にいない。
まずまず良さそうなのは小沼君かな?橋本君がオレ最高(Tシャツ)。
あまり調子が良くなさそうなのは近藤君。智くんは3F決まりそうな感じだった、昨日より良い?
佐々木君は曲掛けで3Loと3Fを着氷。堀之内君の3Fが凄く綺麗。土生君の曲が掛からない!




ジュニア男子フリースケーティング
最近、夜明けの手紙みたいな文しか書けなくなってきてちょっと困っている。


中村智選手 DRALION・KA
二年目のプログラム。このプログラムが大好きなので、ルールも変わったことだし構成がどのように変わったかチェックしてみた。
3Fは殆ど跳び上がれず。2Lzステップアウト。3Sしっかり着氷。
シットスピンよく回る。見たことない振りきたここ。良いなぁ。
3T成功。高く跳んでFSSp。曲調変わって少し後の位置で2A降りた後転倒。
3S前屈みながら降りて+1T。3T+2T。
CiStだった所はじめだけステップ踏んでそこから2A。CCoSpじっくりと。
SlSt後半が多分かなり複雑に。最後までステップ踏んでフィニッシュだった。
凄い集中力だったと思います。スケートは重い感じだったけど、
今の状態でやれる限りを尽くしたと言えるくらいの内容だったんだと思う。
すごく色んなことが頭の中を過ぎってちゃんと見えてなかった自分を反省。落ち着いて振り返れば良い演技だったし、固まってたジャンプもうまく散ってプログラムの印象が結構変わって良い感じ。さらなる進化が楽しみだ。

野口博一選手 幻想即興曲
衣裳が新しくまた違ったイメージのものに。スポーティーだけど上品って感じの白とくすみブルー。転倒1もあまり目立たなかったし、それといった破綻もなく、演技全体の印象は悪くなかったんだけど、ジャンプがあと少しと惜しいシーンが多かったな…。最後静かにくるりと一周する振付が素敵。音楽には馴染んでいて滑りやすそうにも見える。やっぱりこういう曲得意なんじゃないかな。逞しくなってきてもピアノの音色がやはり最高に似合うと思う。順位は残念だけど挽回に期待したい。

植木俊太選手 バックドラフト
出だしの振りは可愛いけどOKなのか?!独特の曲解釈だなぁ。個性的なスプレッドイーグルが印象に残った。2A-2Aなどには根性を感じたけど、なかなかジャンプが綺麗に決まらずちょっと寂しいラスト。順位がやはり残念。大差ではないのに人数の関係で次の大会に進めないのは残念すぎる。

三島拓也選手 Slow dance in the big city
遠目ほのかにロシアンスケーター風だという噂。前髪をアメピンでしっかり留めてる。おかげで演技中一切乱れることなくて好印象だ。ブレードが金色なのも色合いが良い気がする。トータルコーディネートなのかも。終盤3T転倒が惜しい。流れがあって雰囲気もあって素敵なプログラムだった。低めのテンション自体が良い感じの個性に変わったって感じがする。2Lz!で2Feというスコア表はいかがなものなのか。

中村祐輔選手 Leyenda
プログラム作者の鈴木誠一先生がリンクサイドでニコニコしながら見てた。良いプログラム!凄くかっこいい。しかも彼が演じると本当に明るい。序盤、ジャッジに向かって見得を切るようにキッと遣った目線が凄く良かった。ステップもすてき、滑り込んでもっともっと良くなってくれる事に期待。それにしてもこの強い個性は貴重だなぁ…いつか何か奇跡起こしてくれそう。なんとなく。



松村成選手 ザ・マスク・オブ・ゾロ
曲が頭から再生されずやり直し。待ってもなかなか曲が掛からず一度下がってから三度目でようやく開始。こういうアクシデントは気の毒。去年よりメリハリが効いて力強さも増して、踊りが凄く格好良くなった。シットスピンでかなり屈む。スピードが上手くコントロールできるようになったのか、流れが完全に途切れるような大きな転倒も無くなって、去年ちょっと地味に見えてたこのプログラムが本当に格好良くなったと思う。最後のポーズもピシッと素敵だった。何より氷の上が一番似合うような雰囲気の良さと高貴な感じ、そして透明感が損なわれてないのが嬉しい。

橋本誠也選手 River Dance
このプログラム宮本さんの振付だったのか!中盤スローパートジャッジ前でターンを繰り返しながら静かに舞う振付、そしてイーグル、このへんの表現がたいへん素敵。スケートそのもので存分に魅せてくれる彼のスキルは凄いと思う。また曲調が変わって踊りながらジャッジにアピール 「今から良いもの見せますよー期待してて下さい」と言わんばかりに目を見る、挑発してるみたい。これが本当にかっこいいんだよなぁ。SlStは素晴らしいの一言。最高だったのに最後の最後に転倒してしまったのは本当に惜しい。昨年のこの大会の悪夢を思い出すと、演技中と演技後の笑顔を見ることができて嬉しかった。

磯崎大介選手 Slow Dancing In The Big City
前のグループで滑った三島くんと曲の編集も似ている。3S激しく転倒。こういう転倒を結構見る気がするけどちょっと怖い。コンビネーションスピンが凄く良い。3Lo降りてもしかしてガッツポーズ出た?見間違い?CSSpのポジションとスピードが素晴らしい。最近の彼を見てると中学生の頃の町田君を思い出す。シルエットだけでなく上半身の使い方もなんとなく少し似てる気がする。まだ小柄で幼さが残るので、この先どんな風に成長し変わっていくのかなかなか想像できないけど。苦手なものが無さそうで、もう本当にジャンプ次第でどこまででも上に行けそう。表現力も凄いと思うけど、今回のフリーは難しい曲だと思うので彼にとっては挑戦なのかもしれない。

服部瑛貴選手 Concerto for Piano and Orchestra No.3(プロコフィエフ)
上品な深緑色のベルベットみたいな上下。顔の表情からすーっと演技に入っていく。とても良い雰囲気。そしてまた凄く良い表情で滑り続ける。ジャッジと目を合わせるのが楽しいんじゃないかってくらい物怖じしない感じが良い。FSSpがすごくいい。ステップで加速していってバッとジャッジを指差して終わり。中学生でこういうジャンルが得意なのって凄く貴重な存在かもしれない。そこら辺で見掛けた時の雰囲気とまったく違うのでびっくりだ。それにしても一年前からタイムスリップして来たら誰だか絶対わかんないな。

中島将貴選手 シングシングシング
ジャンプが何だか個性的。入り方とかもだけど、高くて軸が細くて、凄いジャンプの能力が隠れてような気もする。ちょっと落ち着かなくてまとまりに欠けてた印象のプログラムだったけど、全体的に急ぎすぎなくなったかな?終盤は曲と共に動きが序盤以上の凄いスピードに。ステップに入ってく所とかわくわくする。ツイズルが良い。

村山光選手 ALEXANDER
3F成功!3Lzもステップから成功!2Aは高く跳び上がりすぎたような失敗。最初のジャンプが良かっただけに、その後はちょっと失速しなかなかテンション上がらないまま終わってしまったかなぁっていう印象。ステップはゆっくり丁寧。最後のポーズを力強く決めててよかった。変わったのかな?



近藤琢哉選手 West Side Story
振付は川越先生。全身黒地に上半身部分幾何学的なラメラメ模様、スターウォーズの曲が流れてきそうな衣裳でWSS。ただでさえ動き出すと実際の身長よりも遥かに大きく見えるのに、この衣裳はさらに体が大きく見える気がする。上半身ががっしりと逞しくなったせいもあるのかな。ステップの前のところで拳を突き出す振りを見て、色んな意味で見えない敵と闘ってるように感じてしまった。昨季はジャンプに高さが出て飛距離もスピードもセーブできていて、特に3Loは目の覚めるような鮮やかなジャンプで確率も高かったのに、2シーズン前以前のしかも不調だった時を思い起こさせるジャンプの調子。SlStはストレートラインなのに縦横無尽って感じの印象だった(悪い意味ではない)。2Aを降りて脚を蹴り上げる振付などもとても素敵だし、スピーディーで躍動感溢れるプログラム、とにかくリンク狭しとかっ飛んでいた。本当にリンクが狭すぎる感じ。ジャンプの調子が戻ってプログラムのリズムを掴んでくれたら相当見応えのあるものになるだろうと期待している。素晴らしい3Loも見たい。

小沼祐太選手 Robinhood
3T+2Tは本当に綺麗。コンビネーションジャンプの+2Tを跳ぶリズムが凄く良いと思う。安定していて完全に体に染み付いてる感じ。CSSpとても良かったのに足替え後バランスを崩し惜しい。ビールマンスピンは苦しくなってきたのかもしれないけど、今回のようなキャッチフットポジションも綺麗だと思う。スパイラルはポジションがとても綺麗。途中ジャンプが抜け勢いが落ちかけたかと思いきや、しっかり後半盛り返してくれた。今回、彼の成長振りにはとても驚かされた(夏季ジュニアの時見逃していたせいもあり)。スピードも集中力もスタミナも最後まで持続していたし、昨シーズンと比べてジャンプの質も飛躍的に向上。凄く良い波に乗り始めているのかも。

本田宏樹選手 死の舞踏(サン=サーンス)
衣裳が素敵。スモーキーでダークな感じで蜘蛛の巣纏ったような柄でデザインかなり凝ってて、どの方向から見ても違った印象がある。彼のようにスタイル良くないと着こなせないだろうな。2Aのシークエンスと3連続ジャンプ決めて出だし良いリズム。続く3S転倒で、直ちに起き上がって(って言うかむしろそのままの姿勢で?回転も殺さず)シットスピンに入ったそのリカバリー力にびっくり。スピンはかなり難しそうに見えたんだけどレベル1なのか。リンクの真ん中でジャッジの方を向いて踊るシーン、一生懸命な感じだったのと背後でプログラムを振付された佐藤操先生が笑顔で頷いてたのがちょっと微笑ましく思えた。終盤のストレートラインステップは音楽に合ってて良かった。その初めの方に入ってる踊りはちょっと慌ててた感じがあったかな、ポーズにもっとメリハリが効いてくるといいな。トリプルジャンプが決まらなかったのが残念だけど、全体的に流れが途切れない良い演技だった。このプログラムはかなり好きかもしれない。関係ない話だけどこの曲は自分がスケート観戦にハマるきっかけになった選手が当時ショートで使ってた曲で、個人的にも思い出の曲だったりする。(ゆきなちゃんではない)

佐々木彰生選手 the way of Miracle, scuffle
3Loは3回転したものの着氷で氷を掴めず倒れる。そこからスピードあり。3Lzまあまあ。3F高く跳んだけど着地の目処が立たず、みたいな。3T+2Tはやわらか。イナバウアー~スプレッドイーグルの素敵な流れが雄大さ感じられるメロディーに非常にマッチしてた。3Sは3Loと似た転倒。3Lz+2T~3Tそしてステップへの流れで勢い加速。ここでジャッジアピール、ジャッジ席の方2人か3人をターゲットに、少しずつスライドしながら、どうも一人ずつ表情を変えてご挨拶してたみいたな。くるくる変わる笑顔がとにかく面白かった。ステップは凄く楽しそうな表情で激しく動けててラストなのにほんとにすごいなぁと思った。流れるような感じではなくて詰まってるなぁとも。更に滑り込んだらその辺も両立できるのかな。転倒何気に3なのにとにかく起き上がるのが速くてプログラムの流れを切らさないので、最後まで息つく間なく引き込まれてしまった。ていうかもう純粋に楽しかった。凄い見応えのプログラムだ。ごちそうさま。表彰式が終わって会場を後にし、翌日にはジュニアグランプリ大会が行われるイギリスに向けて旅立った佐々木選手でした。

土生浩貴選手 ロシュフォールの恋人たち
このプログラムは基本6拍子だけどやや変則的で、かなり難しい音楽だと思う。序盤のジャンプ3つうまく決まらず。前半にあるストレートラインステップは音楽に乗ってリズミカルに素敵に踏んで拍手が起こってた。4月に見た時点で2つあったステップのうちこちらを残したのかと思った。中盤は曲調がスローになり段々とドラマチックなメロディーになるのだけど、この辺でやや疲れが見えてきたかなぁ。続くサーキュラーステップもしっかりと入っていた。初めて見た時にこのステップが凄く素敵だったので丸ごと残っていたのは個人的に嬉しいけど、体力面でどうなんだろうと思うと複雑だ。動きもやや小さかったし、若干の省略も見えた気がしたので迷いがあるのかなと思った。音楽も転調して佳境を迎える場面でプログラム的には見せ場だと思うし、ここのパートがあってこそ劇的なプログラムだと思うんだけど。ルール改正で、ステップ二つ→一つの構成に変えるにあたっては、一からプログラムを作り直すか大きく作り変えるようでないとやはりバランスが悪く感じられてしまうなぁとここまで観てきて思った。彼の場合次シーズンにはシニアに上がるので、プログラム持ち越すつもりでそのままなのはそのため?とかも考えたけど…ちがうのね。終盤3Sは踏ん張った。ラスト10秒の激情の振りは生き返ったように激しかった。巻き取られました。とても大人っぽいプログラムでそれを違和感なく雰囲気たっぷりに演じてる彼は本当に素敵だ。最後のジュニアシーズン、より完成度を上げてきっと大切に演じてくれるだろうと思う。ところで昨シーズンよりも更に痩せたような気も。

堀之内雄基選手 海猿
絶好調だった夏季ジュニアからジャンプの調子を保ってる様子で練習でも誰よりもジャンプのキレを見せていた。最終滑走、前回のような素晴らしい出来なら優勝もアリかもとドキドキ。最初3F+3T完璧ではなかったけど降りて、3Lzも決まって良い流れ。ジャンプがだいぶ際立ってきたのでスピンは可もなく不可もなく地味な印象かも。二度目のフリップが2回転になった辺りでスピードと共に演技の勢いが落ちかけた感じがしたけど、後半ジャンプで盛り返し。3Loはほぼ助走なしで軽々決めるので凄い。最後の3Tが乱れてちょっと締まらない感じで終わったのは残念だったけど、全選手の中では出色の内容だった。二年目のこのプログラムは彼自身がとてもジャンプを跳びやすそうに見えるし、今回もとても落ち着いてたように思う。以前から所々で感じさせてくれた静かな闘志に、静かに火が点ったみたいな感じがした。この凄いジャンプを携えてどこまで高い所まで上ってくれるのか、今年の彼は本当に楽しみ。


Bill Contiが流行っている?誰かロッキー来る?

ジュニア男子 - Free Skating Results



なんか長くなったなぁ…
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by taigayuri | 2008-10-23 23:09 | フィギュアスケート