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by taigayuri

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2008年1月24日 神奈川新聞






第57回全国高校スケート、アイスホッケー選手権第4日は23日、甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナなどで行われ、フィギュアの男子Aはショートプログラム(SP)首位の佐々木彰生がフリーを2位にまとめ、初優勝に輝いた。
学校対抗では武相(佐々木、村山、松村)が2年連続4度目の栄光に輝き、慶応(土生、近藤)が2位に入った。


「全国高校スケートフィギュア男子A 武相佐々木初V」
首にかけられた金メダルにおどけた調子でかじりついた。「こんな演技で申し訳ないですけど…。でも、うれしいです」。フリーに限れば2位と"完全"優勝を逃したが、苦笑いには納得の色と自信がにじんでいた。
佐々木は「(滑走順を決める)くじを引くときから最後がいいと思っていた」という。注目が集まる大トリ。重圧を楽しめるのか。まるで自分を試すようでもあった。
リンクに登場。わき立つ拍手。一瞬の静寂。冒頭、3回転から2回転の連続ジャンプが3回転の単発に終わった。さらにトリプルフリップも転倒。緊張にのまれたか。
だが、序盤のミスはかえってたくましさを際立たせた。「これくらいのことで焦っていたらダメ」。ステップでリズムを取り戻し、終盤には最初に失敗したコンビネーションジャンプに再度挑戦、跳んでみせた。
「もっとできるはずだった」という悔しさはある。ただ「満足させる演技を見せられなかった」と観衆の目を意識するあたりは、やはりワンランク上のステージに立っている表れだろう。
今週末から長野国体、2月末には世界ジュニア選手権と飛躍の舞台は続く。「最終目標はオリンピックに出ること」。その目標は、表彰台のてっぺんからはるか先を向いている。



男子学校対抗
フィギュア男子対抗は武相と慶応の神奈川勢が1位、2位を占めた。慶応の近藤は「『神奈川イコール、フィギュア』というイメージをつくれた」と胸を張った。
県内で男子スケート部があるのはこの2校だけ。練習は別々でも「大会に出るときはいつも5人一緒。結束は固い」と武相の村山。
この日のフリーは文字通りの"競演"となった。武相が佐々木を筆頭に難易度の高いジャンプを跳べば、慶応の2人は表現力豊かな演技を見せた。
演技が終われば、リンクの外から声援を送った。「ライバルであり仲間だから」とは慶応の土生。表彰台では笑顔が連なった。3年生は1人もいない。武相の松村は「この経験をつなげてレベルアップしたい」。最後は頼もしい言葉で締めくくった。

"いつか父超えたい"
武相1年の松村はフィギュア男子A初出場で13位。「父を超えたい」という強い思いで銀盤を舞った。
父・充さんは1980年のレークプラシッド冬季五輪大会など2度の五輪出場経験を持つ。松村が5歳のころから指導を受け、「父のジャンプは高く迫力がある。自分もあんなふうに跳びたいと思っていた」。今季は3回転を中心に練習してきた。
フリーは序盤こそ尻もちをついたが、後半はジャンプを次々と成功させ、充さんは「いまある力を出しきってくれた」と相好を崩した。
松村は「「今大会は課題ばかりだったが、必ず来季へ生かして、いつか父以上の選手になりたい」と力強く話した。
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by taigayuri | 2008-01-25 00:00 | フィギュアスケート