しれっと


by taigayuri

2010 関東ブロック 4

'10関東フィギュアスケート選手権大会
2010年10月15日~17日
埼玉県川越市 川越スケートセンター


10/16(土)
ノービスB男子
ノービスB男子 - Free Skating Results

 大会2日目、夜7時近く。6時間に渡るジュニア女子ショートプログラムの試合の後で行われたのがノービス男子の試合。


 ノービスB男子の出場選手の数は昨年と同じ5人だけれど、全選手が入れ替わった。
 1番滑走は甲府の鶴田翔真選手。ブルー系の衣装で「時空の果て」。最初に2Sを二度成功。1A。シットスピンのポジションが良い。ステップもよく踏めていたように見える。終盤に流れのある1A、1Lz+1Lo+1Lo、さら1F+1Tと畳み掛けるようにジャンプを決める。リンクサイドからの黄色い歓声もこの大会ノービス男子の風物詩。もてもてである。41.44で2位。
 2番滑走はちばの大山修蔵選手。濃紺と白とグレーの冒険者の服っぽい衣装で「冒険の旅」。1F+1T。1Aは流れがあって良い。捻りを入れたポジションのフライングシットスピンが速くて綺麗。ステップもなかなか丁寧。2Tや2Sも綺麗。最後の2Tのステップアウトが惜しかったけれど、最後のコンビネーションスピンのポジションもなかなか良くて、好印象の演技だった。39.81で4位。
 3番滑走は千葉県連の伊藤達生選手。パンフレットによるとこの中では唯一の4年生(あとの4人は5年生)。千葉県連から男子でブロック大会に出て来た選手は初めて見た。女子は去年いたけれど。タキシード風衣装に黒い手袋。「A列車で行こう」良い2S。2Aオーバーターン、でも果敢。2Fは降りた。フライングシットスピンでバランスを崩す。リズムをとって踊ることへの意識がよく顕れていると思える演技。スパイラルやイーグルから2S~2Tのシークエンス、二つ目で少し乱れた。1Lz。ストレートラインステップの振付が特に可愛い。よく滑ってる気がする。1A+2T。最後のコンビネーションスピンも軸が綺麗で回転も速くて良かった。このままのびのび育ってくれたらいいなぁと思う。40.82で3位。ここまで出て来た3選手は点数的にも拮抗する良い戦い。
 4番滑走はちばの奥村奎吾選手。上下とも黒、胸元に十字架をあしらった衣装で「Notre Dame de Paris」。雰囲気のあるプログラム。綺麗な2A。フライングキャメルからドーナツスピンも綺麗。コンビネーションスピンのシットポジションもA字も良い。後ろで手を組んで高く上げたシットスピンも綺麗。2Fを降りた後、ステップの初めで転倒してしまったものの、頑張って最後まで美しく素敵なステップ。音楽に合った情熱的な振り。よく動いている。2A+2T+2Tも最後が少し危なかったが持ち堪え、2Lz+2T、2Lzと終盤のジャンプも良かった。レベルが高い。頭一つ抜けた演技。60.79で1位。
 最終滑走の5人目は新横浜の池田喜充選手。赤と黒の衣装で「スーパーマン」。スピードに乗った1A。ジャンプシークエンスは詰まった。キャメルガンバレ。2回転ジャンプが回転不足などで不完全。コンビネーションスピンは良い。最後の1Fの後がコンビネーション未遂という感じになり、最後のスピンで転倒。起き上がってジャッジの目の前で勇ましくポーズを決めてフィニッシュ。残念な所もあったかと思うけどよく頑張った演技だったと思う。28.78で5位。

 上位4名が全日本ノービス進出。




ノービスA男子
ノービスA男子 - Free Skating Results

 第1グループ一番滑走はちばの前田光毅選手。青と黒の衣装で死の舞踏。2Lz。2Aで転倒。コンビネーションスピンが綺麗。ショートサイドで頭を抱えて首を回す死の舞踏。2S+2Lo+2T。シットスピンの姿勢も良い。綺麗な2F。仰向けのキャメルスピンも良い。ストレートラインステップは力強さと激しさがありとても良い。音楽の雰囲気をよく掴んで表現しようとしていると感じる。最後のポーズのとり方も、かっこいい振付。53.88で4位。
 2番滑走は川越の小林建斗選手。白と黒の衣装でアンヴィルコーラス。良い滑り!鋭い3T成功。2A転倒。高くて流れる2Lz。シットスピンも速くて綺麗。スピードに乗ったスプレッドイーグル。良い2Lo。さらにイーグルの振りがかっこいい。その後転倒が一つあったのはフライングキャメルの箇所だったかな。ストレートラインステップは難度が高そう。ステップの途中で音楽が聴こえなくなり、本人はしばらく演技を続けていたが笛が鳴ってストップ。再開後無事に最後まで、後ろ髪掻き揚げたり速いツイズルで魅せたりしながらステップを踏み、後半2A成功、2Fも綺麗で良いジャンプ。2T+2T+2Tの最後でやや乱れたが踏ん張り、最後のスピンも速くて良かった。音楽のトラブルにも負けず良い演技だった。62.41で1位。
 3番滑走は伊勢崎の林透真選手。濃い紫と黒の衣装でFINAL FANTASY Ⅶ。演技開始前にレフェリーに笛を吹かれて、リンクに落ちている何かを拾いに行かせられた…けど何故今から滑ろうとしている選手が拾わねばならないんだろう…そういうルールなの?2Lzこらえ降り。刀を鞘に収めるような振り。2F+2Tは屈むようになったが降りた。2Lo+2T。キャメルガンバレ。2Lzと2T成功。ステップの途中で転倒。三連続コンビネーションジャンプはなんとか決まり、2Sも決まってスピンでフィニッシュ。なかなかかっこいい振付だった。43.05で7位。

 第2グループ一人目、4番滑走は新横浜の小林諒真選手。青い衣装でグリーグのピアノ協奏曲イ短調。3S転倒。1A。2F+2Lo。形の綺麗なキャメルスピン。ステップから2Lz。コンビネーションスピンのシットポジションは形が綺麗で回転も速く、Aの字の形なども良い感じ。2Lo。2T。2A+2Tは回転不足が惜しい。最後のシットスピンが綺麗。52.92で5位。
 5番滑走はちばの石毛英佑選手。昨年同大会B優勝。白シャツ黒ベストの衣装で「TANGO PLEASE」オレ・ガッパからラ・クンパルシータ。1A。良いポジションの足換えシットスピン。2A両足降り。2F+2Loステップアウト。踊る。2Lz+2T。やや硬めな動きもあるけどとてもかっこよく踊れている。2Lo、2F+2T+2T、2S。ステップは足元も上体もよく動き、激しく踊れていてホールドのポーズも決まっていた。60.64で2位。
 6番滑走は神奈川の関口隼佑選手。黒に金色・山吹色の腰紐の衣装。少林サッカーより「Double Dragon」。2A両足。2Lz+2T、結構蹴り上げる。シットスピンは綺麗な形。後半のジャンプはまあまあ。スピンの軸がなかなか良い感じ。43.09で6位。
 最終滑走の7人目は神奈川の中野耀司選手。シルバー・黒・桜吹雪みたいな模様があしらわれた衣装。暴れん坊将軍。迫力のある3Tはステップアウトで惜しい。2A成功。2Lzで手をついたか+1T、シットスピンの足換えが速くて良い。ノリのよいステップ。2Lo。2F+1T。フェンスに手をついた。2S+2T+1T。良いコンビネーションスピン。最後は音に合わせて刀を鞘に戻す振り。勢いのある演技で良かった。あっという間だった。57.46で3位。

 ノービスA男子は選手7名全員が全日本ノービス進出。





ジュニア男子ショートプログラム
ジュニア男子 - Short Program Results

 ノービス男子の試合が終わって夜9時を回る頃、ジュニア男子の試合が開始。


 1番滑走は長野の中村智選手。高校3年。昨年同大会4位、全日本ジュニア10位。今年ISUジュニアグランプリシリーズに初出場。今大会唯一のJAPANジャージをしっかり羽織ってリンクに登場。黒の半袖に炎の模様の衣装でSANTANAメドレー。3F+3Tの3Tが両足。でも惜しかった。3Lo成功。フライングキャメルスピンの仰向け姿勢が良い感じ。2Aも良い。シットスピンの足換えも綺麗。コンビネーションスピンも良い。ストレートラインステップでも上体の動き、首の振り、足の蹴り上げ等印象的で且つ丁寧に踏んでいたと思う。とても良かった。今年のプログラムはとても男っぽい。スコア表に並ぶ要素の一覧がハイレベルでさすがだなという思い。49.28でSP1位。

 2番滑走は川越の小沼祐太選手。高校3年。ジュニアは最後のシーズン。昨年の同大会6位。全日本ジュニア2年連続出場、1月のインターハイ3位。黒ベストとネクタイ。古畑任三郎。綺麗な2A。3T+3Tはステップアウトして氷に手を突く。コンビネーションスピンでビールマン。サーキュラーステップの途中でバランスを崩して手をつき苦笑い。流れるようなステップだった。綺麗なシットスピン。さらにしっかりストレートラインステップも入っている。音にはよく合っている。キャメルスピンをドーナツにして終わり。41.15でSP4位。

 3番滑走は宇都宮の平野悠馬選手。高校2年。ノービス以来久し振りのブロック参加。濃紺の上下、黒い手袋。Cubana Cubana。2A。3T両足降り。シットスピンは回転が速く形も綺麗、変形も良い。2LoOK。イーグルで繋いでフライングキャメルスピンでフィニッシュ。31.80でSP8位。

 4番滑走は新横浜の中島将貴選手。高校1年。昨年同大会10位。グレーと黒の衣装でダーティ・ダンシング 。背が伸びたなと感じる。3Fは高かったがステップアウト+2T。どうも高く跳びすぎて回転を止めきれないような様子だった。2Lo。ステップは相変わらず細かい。2Aは回転が速くて良い。ジャッジの前でフィニッシュ、首を傾げていた。34.06でSP6位。


 後半第2グループ一人目の滑走は川越の磯崎大介選手。高校2年。昨年の全日本ジュニア17位。昨シーズン強化選手。Mas Que Nada。3Sを跳びそこねる。3Loは降りてすぐにフリーレッグをついたがセーフか。2Aは爪先が氷に掠った感じだけど回転は足りていた。ストレートラインステップの滑らかさ、全身のバランス良い動き、そして流れが素晴らしい。リズムにも本当によく乗れている。コンビネーションスピンの綺麗なAの形で終了。素敵なプログラム。42.73でSP3位。

 6番滑走は川越の服部瑛貴選手。高校2年。昨年の同大会2位(フリーは1位)。全日本ジュニア14位。今大会開会式では長谷川奏選手とともに選手宣誓を務めた。上下黒の衣装。Fosse。3Loは若干こらえるような形になったが成功。3T+2T素晴らしい。2Aは多分手をついた、惜しい。ステップを踏みながら踊りのキレがますます良い。コンビネーションスピンのA字のポジションなどは彼がやると非常に大きくて映えるなぁと思った。最後のシットスピンは回転が速く綺麗。今年のプログラムは、昨年のコミカルで可愛らしい名プログラムを更に掘り下げ、少し大人っぽく、新たなエッセンスも加わったような魅力的な作品。45.58でSP2位。

 7番滑走は神奈川の本田宏樹選手。高校1年。昨年の同大会3位。全日本ジュニア15位。黒い衣装。宇宙戦艦ヤマト。去年のコスプレっぽいのも良かったけど今年の衣装は素敵だ。3Sの降り方が少し乱れて+1T。3Lo転倒。練習では良い感じに跳んでいたので惜しい。ストレートラインステップは良い感じ。アクセルジャンプは1A。さらにサーキュラーステップが。最後の足換えシットスピンは良かったが、フィニッシュのポーズは一瞬だった。調子が良くなさそうで元気がないが、気落ちしないでくれるといいなと思った。33.42でSP7位。

 8番滑走は桐生の植竹恭平選手。ジュニア1年目の中学2年。昨年の同大会ノービスA優勝、全日本ノービスA7位。黒地に金と赤があしらわれた衣装。2A。3S+2T。大きな手拍子に乗ってステップ。2Loも成功。綺麗なシットスピンも良かった。ノーミスだ。40.90でSP5位。




シニア女子
女子 - Short Program Results

 シニアの試合が始まったのは夜の10時。シニア女子は今年は一名のエントリー。シニア男子の一名と合わせて2選手が一緒に6分練習。


 岡谷の那須野光選手。大学1年。シニア2年目。昨年の同大会優勝、東日本7位。淡いグリーンの衣装でColdplayのViva La Vida。綺麗な3T+2T。3S転倒が惜しい。高くて綺麗な2Aを降りると、髪飾りが外れてしまったようで、纏めていた髪もほどけてしまい一時中断。そしてすぐにそのまま演技を再開。ウィンドミルから変形シット、高速アップライトのコンビネーションスピンがとても良い。美しいフライングキャメル~キャッチフットのポジション。ステップの時の上半身の動きも凄く良い。全体を通して自然でしなやかな腕の動きの美しさがとても良かったと思う。耳に残る音楽も心地好い。37.92。




シニア男子
男子 - Short Program Results


 長野の中村祐輔選手。専門学校2年。シニア1年目。昨年の同大会ジュニア5位。紫の衣装でSabre Dance。3Tステップアウト。でもスピードがあってかっこいい。3S+2Tは良かった。ステップの動きもとても良い感じがする。コンビネーションスピンでは低いシットポジションが良い。2Aも成功。キャメルスピンでは軽く弾んでしまったりもしたけど、最後のシットスピンも姿勢を低くとったり随分と小さくなったりと良かった。39.16。



午後10時20分頃。この日全ての競技が終了した。
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by taigayuri | 2010-10-22 13:00 | フィギュアスケート