しれっと


by taigayuri

2010 関東ブロック 3

'10関東フィギュアスケート選手権大会
2010年10月15日~17日
埼玉県川越市 川越スケートセンター


10/16(土)
ジュニア女子ショートプログラム
ジュニア女子 - Short Program Results

 大会2日目昼過ぎ。今年もジュニア女子のショートプログラムが始まった。今年は53名が参加する。


 一番滑走が新横浜の石井綾香選手。高校3年。昨年の同大会5位。東日本は15位。一昨年の全日本ジュニア26位。赤系の衣装でThe Red Poppy。2A転倒。3Sは2回転になり乱れてなんとか+2T。2Loも不完全な着氷。ストレートラインステップの動きはとても良く、今までにないくらい力強さと情熱を感じた。29.00で30位。今まで関東を支えてきた石井選手がショートで姿を消す。でも一番滑走の重圧の中で、逃げずに3Sを入れて最後まで丁寧に滑りきった姿はとても強く頼もしく見えた。

 2番目を引いたのは長野の滝沢帆乃夏選手。中学1年。昨年の同大会ノービスA15位。黄色に黒い縁取りの衣装でラ・カンパネラ。3T+2T。2A。綺麗な2Lo。ジャンプ全て成功。ノーマルポジションのキャメルスピンが綺麗。伸びやかな動きのステップ。最後のコンビネーションスピンも良い。ノーミス!素晴らしい演技。35.48で暫定首位。最終的にはショート10位。この早い滑走順、取得したばかりの6級、最年少。これは無欲の勝利かもしれない。しかし3Tも2Aもまっすぐな良いジャンプを跳ぶ。これは彼女の実力。素晴らしい。

 3番滑走は新横浜の佐藤南選手。高校1年。赤と黒の衣装。2Aは回転が足りず両足降りに。2Loはややこらえるような降り方。2F+2T転倒。丁寧に頑張る繋ぎやコンビネーションスピンは好印象だった。18.80で52位。

 4番滑走はちばの村上采花選手。ジュニア1年目の中学2年。昨年の同大会ノービスA12位。赤い衣装でマラゲーニャ。2Aはフリーレッグの爪先が氷についたかもしれないが着氷。3Sは回転不足の両足+2T。2Loは成功。スピンではドーナツやビールマンなど。長い手足で何をしても綺麗、スピンの時のシルエットも綺麗。きっともっと綺麗になりそう。年齢相応に幼さの残る面もまた良し。30.76でここまでの2位。SP22位。

 第1グループラストの5番滑走は新横浜の山口晴楽選手。ジュニア1年目、中学2年にあたる年齢。昨年の同大会ノービスA20位。臙脂色の衣装。2Aは斜めになり転倒。2Fが乱れて+1T。2Loは綺麗。その後のコンビネーションスピンはとても良い。ステップも滑らかで丁寧だったし、後半が良かったので演技の印象は良かった。23.96でここまでの4位。SP45位。


 第2グループの一人目、6番滑走は新横浜の猪川乃絵瑠選手。ジュニア1年目の中学2年。昨年の同大会ノービスA10位。白と黒の衣装でI got Rhythm。ジャンプやスピンが他の選手と逆の回転。3S両足。2Lo綺麗。足換えのコンビネーションスピンは形も美しく回転も速く素晴らしい軸。レイバックスピンのビールマンポジションも数年前の佐々木美帆選手を思い出すような美しい形(今は今で綺麗です)。2A両足。キャメルスピンは仰向けの姿勢からドーナツポジションまでやはり軸が素晴らしい。磨きのかかったスルスル滑りでステップもとても良く、得意のスピンと合わせて、ジュニアの中でも小柄ながら抜群の存在感を示した。ジャンプのミスはあったがスピンのポイントが大きく、34.54で暫定2位。SP12位。

 7番滑走は新横浜の岩永美和子選手。ジュニア1年目の中学2年。光沢のある紫の衣装でMaksimのコリブレ。2Aは降りたかと思ったら転倒してしまい惜しい。2Lz+2Tと2LoはOK。レイバックスピンは回転が速く良かったのに途中でバランスを崩してしまって勿体無かった。フライングキャメルスピンでも数回転でバランスを崩してしまい要素を満たせず、ちょっと寂しいフィニッシュとなった。内容としてはもうちょっとであったけれど、シルエットの綺麗な選手だし、決して悪い演技ではなかった。21.98でここまでの6位。SP50位。

 8番目の登場したのが川越の長谷川奏選手。ジュニアは5年目となる高校3年。7級。昨年の同大会4位、東日本10位。全日本ジュニア2年連続出場、昨年は実力を発揮して12位。今大会の開会式では地元選手として選手宣誓を務めた。さりげなくシッポのついた白い衣装で、ミュージカルCATSよりMemory。2Aの着氷で躓く。3T+2Tは素晴らしい。ターンから直ちに2LoもOK。回転の速い変形ポジションのシットなどのコンビネーションスピンが良い。曲の一番盛り上がるパートでのストレートラインステップは、激しく同時に切なく素晴らしい表現。そしてレベル3を獲得。雰囲気のある終わり方。良かった!滑りに良いオーラと格を感じるようになってきた気がする。比較的早い滑走順に縁がある気がするけど良い演技でよかった。39.20でここまでの1位、SP4位でフリー最終グループ入り。

 9番滑走は神奈川の立花絵美奈選手。高校3年、関東ブロックジュニアには初参加。黒に赤と紫が入った衣装でEl Tango Roxanne。2A転倒。2Lzステップアウトでコンビネーションにならず。2LoはOK。足換えのコンビネーションスピンは色々と複雑な難しいポジションを頑張って回っていた。ステップの表現や目線が良い感じ。残念な部分もあったけれど、一つ一つ丁寧にという気持ちは伝わってきた。23.90でここまでで7位。SP46位。

 10番目に登場はちばの川畑いずみ選手。ジュニア1年目の中学2年。昨年の同大会ノービスA2位。全日本ノービスA22位の選手。黒の衣装でララバイ・カノン。綺麗な2A。3S転倒。2Loは一回転と見紛うような軽いジャンプ。スパイラルで繋いで音楽のサビの部分でステップに入る所が好き。最後のレイバックスピンは速い回転のヘアカッターから美しいビールマンへ、のちば的レイバック。ビールマンスピンの時の足が身長の割りにかなり高い所まで上がっていて凄い。一生懸命なスケートが応援したくなる。30.74で暫定5位、SP23位。

 第2グループの最後、11番滑走は川越の中山里咲選手。高校2年。昨年の同大会22位。エメラルドグリーンと黒の衣装でFIESTA。3Sは回転不足だけど降りた+2T。2Aで激しく転倒。2LoはOK。フライングキャメルスピンではドーナツも。コンビネーションスピンが良い。笑顔で踏んでいくステップが良かった。健気な雰囲気は変わらない魅力。25.60で暫定7位、SP41位。


 第3グループ一人目は神奈川の井上華凛選手。ジュニア2年目の中学3年。白にうっすらゴールドの入った衣装。Bee Movie。思い切り跳んだ2Aは幅があって綺麗。3S+2T成功。2LoもOK。ジャンプが強くなってきていると感じる。体全体を大きく使ったステップも良い。最後のレイバックスピンのビールマンの形も綺麗。ノーミス(3S<はあるものの)の良い内容。33.34でここまでの4位。SP15位。

 13番滑走、川越の中村未夏選手。高校2年。ジュニア5年目。一昨年、昨年と同大会二連覇。東日本3位。全日本ジュニア3年連続出場。昨年の全日本ジュニアは19位。青の衣装でトッカータとフーガ。3Sステップアウト。2A転倒。ループジャンプで激しく転倒しなかなか起き上がれず、足を引きずりながらレフェリーに棄権を告げた。今年の東日本にも全日本ジュニアにも中村未夏選手がいないんだという現実がとても想像できず、頭が真っ白になった。少しの間記憶がはっきりしない。でも彼女は痛みを押してリンクの上に立って、限界までやって棄権した。彼女の無念さは計り知れないけれど、また元気な姿で素晴らしいスケートを見せてくれる日をいつまでも待ちたいと思う。

 ちばの工藤朱里選手。中学1年。前年の同大会ノービスA25位。青の衣装で木星。2A転倒。2Lz+2T。I字もシットも速いコンビネーションスピンが綺麗。躍動的で若々しさが全面に溢れるステップが良い。2Lo。最後のレイバックスピンは彼女も速いヘアカッターから綺麗なビールマンへ。さらにもっとたっぷり見たくなるような良いレイバックスピン。29.64でここまでの7位。SP28位。

 神奈川の原村茉里選手。ジュニア1年目の中学2年。昨年同大会ノービスA21位。Gypsy Rhapsodyほか。3T+2TわずかにグラついたがOK。2Aも成功。ループジャンプでパンク。ビールマンスピンの形が綺麗。ラストのコンビネーションスピンのI字も良い。なかなか良い内容。32.70でSP17位。

 新横浜の永田あや選手。中学3年。白い衣装で四季。2A転倒。3Sは回転微妙ながら降り+2T。2LoはOK。27.28でSP35位。

 川越の増田千鶴選手。中学1年。昨年の同大会ノービスA18位。青の衣装でアレグレット。2Aは高かったが転倒。2Lz+2Tと2Loは成功。レイバックスピンのバリエーションが綺麗。躍動感があり、流れもあってスムースなステップが良い。元気で好きな演技。31.32。SP21位。



 第4グループ1人目、18番滑走は宇都宮の川島優子選手。中学1年。昨年の同大会ノービスA16位。紫色の衣装でサムソンとデリラ。2Aで氷に手をつく。2Lz+2Tと2LoはOK。ドーナツスピンが良い。僅かに幼さの残る雰囲気と見た目の大人っぽさのギャップが良いかもしれない。一生懸命な演技。最後のポーズも素敵だった。32.74でここまでの5位。SP16位。

 19番滑走は新横浜の倉原瑶子選手。中学3年。光沢のある紫の衣装でスパルタクス。3S転倒。2Aは高かったけどわずかに爪先が氷についたかもしれない。速くて綺麗なビールマンスピン。2Loは綺麗。ストレートラインステップを踏んでいって突き当たって振り向いて、ポーズを決めてフィニッシュ。かっこよかった。26.04で13位。思ったより低い。SP38位。

 20番滑走は新横浜の伊藤瑳良選手。高校3年。3T両足+セカンドジャンプも両足に。2Aはかなり斜めになったが何とかこらえた。2Loは大丈夫。終盤のストレートラインステップはとても素敵だったのに、真ん中付近で軽い転倒がありとても勿体無かった。でも最後まで素敵なステップ。25.32でここまでの15位。SP43位。

 21番滑走はちばの山野井英未選手。ジュニア1年目の中学2年。7級。先月の夏季ジュニアでは河西歩果選手や東京ブロック優勝の佐藤弥桜選手を抑え優勝している。Explosive。2Lo。3Tステップアウト+2T。綺麗な2A。ドーナツもビールマンも、スピンはどれも良い。技を決める毎に自分をどんどんと乗せていくタイプという風に感じる。最後のステップは激しさが表現できていて良かった。勢いと存在感、インパクトは抜群。37.58でここまでの2位。SP7位。

 22番滑走は宇都宮の柳井瑞貴選手。中学3年。昨年は同大会35位。濃い紫の長袖の衣装でTango de los Exilados。2Lz+2T。2A。2Loこらえ降り。大きな動きのステップ。良い内容。フィニッシュの後両手で小さくガッツポーズしていた。きっと練習どおりの力を出せたんだなぁと思うと見ているこちらまで嬉しくなる。33.56でここまでの5位。SP14位。

 23番滑走は宇都宮の高瀬恵里香選手。ジュニア2年目の中学2年。昨年同大会19位。濃い紫寄りのピンクの衣装。2Lz+2T。2Aはステップアウト。2LoはOK。まずまずの演技だと思った。28.88で暫定14位。SP31位。


 第5グループ一人目は新横浜の中野怜美選手。高校2年。赤い衣装。2F+2T。2Lo転倒。フライングキャメルスピンからドーナツ。2Aは回転が足りないが降りた。コンビネーションスピンが良い。ステップもなかなか綺麗。全体の印象はまずまずだった。25.96でここまでの17位。SP39位。

 25番滑走は茨城県連の大内愛理選手。中学1年。昨年同大会ノービスA19位。紫の衣装でキダム。良い2A。2Lz+2Lo。さらに単独2Lo。これってジャンプ重複扱いでノーカウントになるのでは…3年前のシーズンの記憶が蘇る。最後の上体を捻ったシットなどのコンビネーションは良かった。良い感じの演技だったのに勿体ないな。27.60でここまでの15位、やはり低い。SP34位。

 26番滑走は川越の浅見琴葉選手。ジュニア5年目の高校3年。昨年の同大会2位、東日本19位。3年前に全日本ジュニアに出場経験あり。Arabian Night。2F+2T綺麗。2Aも2Loも綺麗。キャメルスピンの脚の伸びが綺麗。I字のスピンも綺麗になり良いコンビネーションスピン。ストレートラインステップは激しさも伴い良い表現。しっかりと素晴らしいノーミスの演技。強い気持ちの力を感じる。35.66でここまでの3位。SP9位。

 27番滑走は新横浜の苅田梨菜選手。ジュニア1年目の中学2年。7級。昨年の同大会ノービスA7位。一昨年の全日本ノービスA34位。赤い衣装でタンゲーラ。本日初の3Loをしっかりと着氷。しかしわずかに回転が足りず惜しい。3Sを転倒しコンビネーションにならず。美しいビールマンスピン。2A成功。コンビネーションスピンのシットポジションやI字が綺麗だったがノーカウントとされ点数が伸びず。気力溢れる演技だったが29.92でここまでの13位、SP27位でフリーに進めず。厳しい。

 28番滑走は神奈川の國井彩菜選手。高校3年。白と黒の民族衣装風でハンガリアン・ラプソディー。2A両足。2F転倒。ビールマンポジションのスパイラルが綺麗。コンビネーションスピンも良い。2Loはやや屈んでこらえるように着氷。最後のレイバックスピンもなかなか良かった。22.02でここまでで25位。ここで初めて明日のフリーに進めない暫定順位が出た。

 29番滑走は神奈川の西村桂選手。高校3年。深紅の衣装でEsmeralda。2Lz+2T。2Aは回転が足りずなんとか降りた。2Loステップアウト。レイバックスピンが良い。フライングキャメルからキャッチフットのスピンも良かった。全体の印象はまずまず良かった。あと音楽が頭に濃く残って離れない。27.02でここまでの19位。


 第6グループ一人目、30番目の滑走は新横浜の鈴木星佳選手。中学1年。昨年の同大会ノービスA24位。薄い淡い紫色の衣装でタイムメッセンジャー。3S+2T、2Lo、2A、ジャンプは3つとも降りたが、僅かな回転不足やグリでいずれも減点がつく。最後のレイバックスピンは長い脚が際立つフォルムからドーナツポジションへ。大らかさを感じる演技。プレーンな良さがあり、やはりこの選手には良いワクワク感がある。30.20でSP25位、ギリギリフリー通過ならず。

 31番滑走は川越の浅見和選手。高校1年。黄色の衣装でレイルウェイチルドレン。レイバックスピンから始まり。のびやかなスパイラルからスプレッドイーグルでカーブを描く繋ぎがいい。プログラムの中で最初のジャンプまでの時間が結構長い。2A転倒。2F+2Tと2LoはOK。軽やかに踊るステップが可愛くて良い。良い滑り。滑りの中に全てが調和し且つ印象に残る振付だと今回感じた。29.28で現在16位。SP29位。

 32番滑走は新横浜の鈴木春奈選手。中学1年。7級。昨年の同大会ノービスA5位、全日本ノービスA28位。一昨年の全日本ノービスA6位で昨シーズンの強化選手。この中で唯一の強化選手経験者。黒に蛍光ピンクの衣装でI Got Rhythm。3T+2T綺麗。3Loは回転不足で転倒。高くて美しい2A。フライングキャメルはドーナツも綺麗。良いステップ。音によく合った踊りも素敵に明るく魅惑的。やはり上手い。39.86でここまでの1位。SP3位でフリー最終グループへ。

 33番滑走は川越の三橋ほのか選手。高校2年。黒の衣装。2F+1T。2Lo成功。2A転倒、しかしすぐにキビキビとした踊りでリカバー、かっこいい。雰囲気のあるステップ。キリっとしてクールでかっこいいプログラムだった。24.14でSP44位。

 34番滑走は新横浜の松嶋那奈選手。中学3年。7級。昨年の同大会9位、フリーだけなら4位の鮮やかな追い上げが印象深い。黒の衣装。3T降りた後流れてしまい+T。3Lo転倒惜しい。回転の速いレイバックスピン。ビールマンスピンで少しバランスを崩したがセーフ。2A綺麗。フライングキャメルスピンで両手を背中側で組み、そこからドーナツポジションも速いし綺麗。I字スピンも良い。ステップも良かった。35.26でここまでの6位。SP11位。

 35番滑走は新横浜の笠原愛莉選手。中学3年。紫色の衣装でSing Sing Sing。2A転倒。2Lz+2Lo。フライングキャメルからのドーナツが綺麗。ビールマンポジションのスパイラルも形が綺麗。2Lo。コンビネーションスピンのI字とシットポジションも良い形。ステップの振りも良い。最後のビールマンスピンも大変綺麗だった。けれど2Loが重複で勿体ない。22.62でここまでの31位。



 第7グループ一番、36番滑走は川越の小林納々選手。ジュニア1年目の中学2年。昨年の同大会ノービスA9位。黒と赤の衣装でScorchio。良い2A。2F+2Tも良い。2LoもOK。ノーミス。まだ薄味な感もあれ、頑張りの伝わってくる演技で良かった。31.64でここまでで12位。SP20位。

 37番滑走は新横浜の砂川若菜選手。中学3年。黒と暗い青の衣装でScorchio。続けて同じ曲での滑走となった。高い2F+2T、微妙に両足っぽくも見えたけどセーフ。2Loと2Aで転倒。ちょっとスピードが落ちてくる。最後のコンビネーションスピンは良かった。23.08でここまでで32位。SP47位。

 38番滑走は神奈川の菊池恵美選手。高校1年。昨年の同大会12位。明るいエメラルドの綺麗な衣装でAVATAR。練習で苦労しているように見えた2Aを綺麗に降りて両腕をふわりと。2F+2Tを降りてまたふわり。ビールマンスピンが綺麗。2Loを降りてさらにふわりと。コンビネーションスピンのキャッチフットポジションが綺麗。最後はフライングキャメルのドーナツスピン。ステップや繋ぎのスケートで何度もジャッジの傍へ寄る。神妙な顔の表情を最初から最後まで崩さず、神々しさの漂う、雰囲気のある演技。32.50でここまでの12位。SP18位。

 39番滑走は神奈川の本田麻希選手。高校3年。昨年の同大会20位。赤紫色の衣装でsunny ray。昨シーズンのフリーのリメイク。3S両足+1T。2Lo。2A両足。キャッチフットポジションのスピンが綺麗。回転の速いレイバックスピン、ビールマンポジションも良い。スパイラルも良い。躍動感溢れるストレートラインステップの表現と、全身での音楽表現、踊りは随一。フィニッシュも笑顔で良かった。プログラムもよくまとまっていてSPバージョンの方が好きかもしれない。25.38でここまでの29位。SP42位。

 40番滑走は新横浜の樋口真莉奈選手。高校2年。シルバーと黒のフリンジの衣装でSing Sing Sing。2Lz+1T。1Aをこらえるように降り。2Loも若干こらえるような形だけど大丈夫。フライングキャメルからドーナツスピンが綺麗。ステップは伸びもありリズミカルで良い。スパイラルもよく伸びる。最後のビールマンスピンもよく回っていた。27.82でこの時23位。SP32位。演技の印象は良かったのだけれど。

 41番滑走は宇都宮の山本佳奈選手。ジュニア1年目の中学2年。原色緑の衣装。2Aは高くて綺麗だったがステップアウトしてしまって惜しい。これは転倒扱いか。2Fすぐにフリーレッグをついてしまいコンビネーションにならず。2LoはOK。なかなかのスピード感。スピンの回転も速くて良い。ステップの速いツイズルも印象に残り、まずまず勢いのある演技だったと思う。25.76でここまでの29位。SP40位。


 第8グループ1番、42番滑走は川越の永野恵里紗選手。ジュニア1年目の中学1年。臙脂色の和風の衣装でムーラン。2A転倒。2F+2Tのセカンドジャンプで両足降り。2Lo。レイバックスピンが綺麗。最後のコンビネーションスピンも良かった。21.90でここまでで40位。SP51位。

 43番滑走は甲府の河西佳弥選手。中学3年。昨年の同大会7位。ショートは2位だった。甲府のクラブの選手はここでようやく初めて登場。淡いピンクの衣装。万賛歌。蹴り上げた脚がピンと綺麗。3S+2Tの3Sがわずかに回転不足。2A美しい。レイバックスピンはサイドウェイズから細長いビールマンポジションで綺麗。随分くるくるとターンを続けて2Lo。フライングキャメルからキャッチフットポジションが綺麗。スパイラルが素敵。ステップが非常に伸びやかな動きで美しく優雅。全身の表情が良い。最後のコンビネーションスピンはI字や変形シットポジションが綺麗。全篇通して雰囲気がとても良かった。39.02でここまでの3位。SP5位でフリー最終グループ入り。

 44番滑走は日立の中道実喜選手。ジュニア2年目の中学2年。蛍光ピンクとオレンジの衣装。2A成功、良い表情。2Lz+2TOK。フライングキャメルからエッジを掴んで良いポジション。2Loはわずかにこらえるような降り方。最後のコンビネーションスピンのシットポジションなどが綺麗で良かった。スピード感と軽快さがあって良い演技だった。そこかしこに上手さが見える。35.86でここまでの5位。SP8位。

 45番滑走は甲府の遠山由華選手。中学3年。7級。ジュニアは2年目。昨年の同大会3位。ショートは1位だった。東日本6位。全日本ジュニアはフリーを第3グループで滑り総合17位。赤い衣装でオリエント急行殺人事件。ジャッジに背を向け右手を大きく開き前に突き出したポーズが既にとてもドラマティック。3Tが抜けて2T+2T。3Loは綺麗。フライングキャメルチェンジエッジの後のドーナツスピンも速い。レイバックスピンも回転が速く綺麗な軸。良い流れと身のこなし。しかしアクセルパンク。6分練習でもよく抜けていた。ワルツのリズムによく乗りリズミカルなストレートラインステップが彼女の高貴な雰囲気によく合っていて素敵。最後のコンビネーションスピンも良かった。素敵なプログラムだけど心臓に悪い内容だった…でも唯一の3Lo認定、スピン等でも点を重ね37.82の悪くない点が出て暫定4位。SP6位でフリーは最終グループに。

 46番滑走は新横浜の鈴木美桜選手。中学3年。ジュニアは3年目。昨年の同大会6位、東日本17位。2年連続で東日本に出場している。先月の夏季ジュニアでも優勝した。白い衣装で白鳥の湖。高い3T+2T。2Aも大きくて良い。キャメルスピンのドーナツも良い。2Loは片手を上げて美しい。軸のぶれないコンビネーションスピン。最後はレイバックスピンでビールマン。優雅で伸び伸びとした演技、非常に良かった。控えめながら笑顔が出た。41.04でここまでの1位。SP2位でフリー最終グループ入り。

 47番滑走は川越の池田詩織選手。高校3年。昨年の同大会15位。青い衣装でシェルブールの雨傘。鋭い2A。3T転倒。ドーナツスピンが綺麗。2Loは斜めになったが成功。最後はレイバックスピンで高速で美しいヘアカッターのバリエーション。雰囲気があってよい演技だった。31.70でここまでの17位。SP19位。




 最終第9グループ一人目、48番滑走は宇都宮の鈴木伶奈選手。高校2年。昨年の同大会13位。珊瑚礁のような深いブルーの衣装でサンチェスの子供たち。最初の2Aは高さも幅もあって良かったが爪先が氷にタッチしていたかもしれない。2Lzオーバーターンでコンビネーションにならず。スピードのあるスパイラルで繋いでフライングキャメルスピンからドーナツ。高くて良い2Lo。アクロバティックなウィンドミルを取り入れた最後のスピンも良かった。演技の印象は良かったが30.18でこの時23位、SP26位でフリー進出ならず。厳しい。

 49番滑走は川越の根岸楓選手。高校1年。昨年の同大会16位。紫の衣装でマダムバタフライ。2Fステップアウト。2A両足。キャメルスピンやドーナツで長い手足が綺麗に映える。2Loは大きくて良かった。最後のコンビネーションスピンではI字からシットポジションの脚が長く綺麗に伸びていて良かった。選手の持つ儚い雰囲気がこの音楽に似合っていて良かった。26.40でここまでの33位。SP37位。

 50番滑走は岡谷の野口真紀子選手。高校2年。昨年の同大会17位。青と水色の衣装で月夜の物語。2A成功。2Lz+2Lo。2Lo。綺麗なレイバックスピン。フライングキャメルからドーナツスピンも綺麗。ステップでは音楽によく乗っていて、全身が大きくよく動けている。全てに於いて丁寧で、音によく合った演技でとても良かったが、この日3人目の2Loノーカウントがやはり勿体ない。30.62でここまでの22位。SP24位でフリーへ通過。

 最後から3人目、51番滑走は前橋の平野夏帆選手。高校3年。赤い衣装。大きい2A。2Lz+2T。2Loも良しでジャンプ全て成功。スピンも全て落ち着いて。動きが大きく躍動的なステップが良い。これまでの大人しい演技の印象を脱してきて非常に良い感じ。ノーミス。とても良い演技だった。34.18でここまでの12位。SP13位。

 最後から2人目の52番滑走は新横浜の清水麻由選手。高校3年。昨年の同大会18位。黒い衣装。2F+2T。2A転倒。レイバックスピンでバランスを崩す。2Loも詰まってしまいバランスを崩す。コンビネーションスピンのキャメルから変形アップライトポジション、シットポジションなどは良い。綺麗なドーナツスピンで終わり。品があって良いスケートだったがミスが惜しかった。27.60でここまでの32位。SP33位。

 最終滑走の53人目は甲府の河西歩果選手。中学2年。7級。昨年の同大会のノービスA3位、全日本ノービスA8位。今年1月の全中Aクラス2位になり一躍話題になった。昨日の萌音選手に続いて彼女も最終滑走。黒に赤の衣装でリベルタンゴ。3T+2T完璧。リンクを広く使い、音楽のリズムによく乗ったスケート。3Loはわずかに回転が足りなかったが着氷。フライングキャメルからドーナツスピン。2A。捻りの入ったポジションのシットスピンが綺麗。ステップも細かく刻み素敵に踊れていて、最後までドラマティック。最終滑走にして素晴らしい演技。この日一番の観衆から、大きな拍手。3Loだけでなく2Aにも<がついてしまったが、2位の鈴木美桜選手の僅かに上につける41.78でSP1位に。


12:35に試合開始。18:40頃に全ての選手の滑走が終了した。
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by taigayuri | 2010-10-22 12:00 | フィギュアスケート