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しれっと


by taigayuri

SO長野フィギュアスケート競技・シングルフリー その7

2005スペシャルオリンピックス長野 3月4日(木)その3
 3月2日その1
 3月2日その2
 3月2日公式練習
 3月3日その1
 3月3日その2
 3月3日表彰式
 3月4日その1
 3月4日その2



<シングルレベル6男子フリー 16歳以上のグループ>

SO長野フィギュアスケート競技・シングルフリー その7_c0039936_7494699.jpgグループ2番目の滑走は日本の山田祐亮選手。日本の選手ということで一番注目されているだろう。一際大きな拍手で迎えられた。山田君は初めのポーズをとる時に、正面にいるお客さん(或いは関係者)に向かってガッツポーズなどのアピールをする姿が印象的。


演技内容(間違いがあるかもしれません)
シングルアクセル-2トウループコンビネーション
シングルルッツ-2トウループコンビネーション
2サルコウ シットスピン
ストレートラインステップシークエンス
2ループ-2ループコンビネーション
スパイラルステップシークエンス
ステップからの?ジャンプ
アクセルジャンプ
キャメル-シット-アップライトポジションのコンビネーションスピン
両手を高く上げてフィニッシュ。


得点 CAN JPN SVK CRO USA
1st  3.8 4.0 3.8 3.5 3.7
2nd 3.9 3.8 4.0 3.6 3.7


シットスピンのポジションがとても良い。その他のスピンもポジションが綺麗で上手い。スパイラルの姿勢も綺麗で安定していて、大きな拍手を貰った。演技が終わった後、両手をあげたまま思いを噛み締めるようにじっとしていたのが印象的だった。
本人もきっと納得の出来だったのだろう。
1年前のナショナル大会では銀メダルだったが、今大会では4位。
表彰式ではメダルを逃してしまって悔しいのかな…という表情にも見えた。


山田君のスケートを見て感じたのは、彼は見た目からは真面目で実直そうな印象を受けるが、実はかなり負けん気が強くて根性のある人なのだろうということ。
難度の高いコンビネーションジャンプは、厳密に言うとセカンドの2回転が回転不足なのだが、例えバランスを崩しても、高さが足りなくても、根性で降りて何としてでも2回転回りきる!という強い気持ちが伝わってきた。このグループの中で、誰よりも逃げの姿勢を見せなかったのはこの人だ。きっと彼は近い将来クリーンな2回転-2回転のコンビネーションを成功させ、更にはもっと難度の高いジャンプにも挑んでいくのだろうなと思った。

信濃毎日新聞のサイトに"フィギュアに出合い越えた壁 山田祐亮選手"という記事が載っていた。記事によると、山田君は養護学校入学後に日本スケート連盟の3級に合格しているらしい。名古屋のリンクで安藤美姫選手や恩田美栄選手らとも一緒に練習したという話も出ている。

こちらは金子公子ヘッドコーチの記事

"参加することに意義がある"というオリンピック本来の理念が濃く息づいているスペシャルオリンピックスだが、アスリートとして上を目指して挑戦していくのも、またスポーツ本来の姿であり魅力なのだなと、山田選手を見て強く感じた。


 続く
by taigayuri | 2005-03-19 08:50 | スペシャルオリンピックス